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偶然が呼んだ?
桐生祇園祭との出会い!

2丁目間中さん

2丁目世話方 中里さん

2丁目中里様ご本人.jpg

桐生出身でも知らなかった祇園祭

出身は桐生の川内という場所です。本町2丁目まで車で10分ほどの距離のところに住んでいます。そして、余談ですがなんと次男は皆さんと同じ高崎経済大の学生!世間は狭いですね(笑)。祇園祭とのかかわりは、10年ほど前、本町2丁目の郵便局で勤務することになってからです。当時は、桐生祇園祭ではお神輿を担いでいる、といったことは全く知らなかったですね。また子供の頃は、七夕祭りや仮装パレードを見には来ていましたが、実は祇園祭のことについて詳しくは知りませんでした。

「本物」の祭りとは

10年前、祇園祭の概要や歴史を知って、最初はお祭りの時だけ、世話方(祭りの実働部隊)の方々のお手伝いのような形で参加していました。地元でも、子供祭りや神社の小さな祭りはあります。しかし、祇園祭のお神輿のような「ガチ」の要素はありませんでした。外から見るのと実際に担ぐのは全然違いまして、実際に担ぐと、重さに圧倒されました。そして何より、「これが本物のお祭りというものか」と感じたんです。そして、350年以上続くお祭りに参加できるという貴重な機会と、世話方の方々の人柄、このお祭りの面白さに引き込まれて、世話方に参加させていただくことになったんです。

2丁目世話方.jpg
2丁目神輿 中里様.jpg

神様の体重ってどのくらい?

祇園祭で最も印象に残っているものは、何と言っても「神輿の重さ」です。神輿の重量というのは神様の体重とされているので、一般には非公開となっています。しかし、50人・60人という大人数で持ってもまだ重く、肩と神輿の間にバスタオルを挟んだとしても真っ赤になるほどの重量です。外から見るだけでは伝わらない部分であると思いますから、ぜひ実際に担いで重さを味わってもらいたいですね。

この長い歴史に入り込むことができるかも!

桐生の祇園祭は長い歴史を持ち、350年以上続く伝統ある祭りです。私たちの作る祭りが、その長い歴史のうちの一部になっているというのは、非常に感慨深いですね。かつての大先輩に思いをはせながら参加しています。昔の写真などを見ると、世話方の人数など、いくつかの点は変化しています。全く同じというわけではありませんが、祇園祭の伝統と歴史を後世にも伝えていかなくては、と感じています。私はたまたま仕事で来ることで機会を得ましたが、「参加したい・お神輿を担いでみたい」と思っていても縁が無く、参加できていない人もいると思います。今後はそんな人たちにも、ぜひ声を挙げていただいて、参加してもらえるといいですね。

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【取材・文 井郷 23/7 】

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