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これまでもこれからも
守り続ける祇園祭

2丁目田村さん(世話方)

2丁目世話方 田村さん

田村様ご本人写真.JPG

幼いころから身近にあった祇園祭との関わり

出身は本町2丁目で、物心がつく頃から祇園祭の存在は身近にありました。記憶では中学3年生の時に2丁目が天王番の年で、父がお祭りに参加していたのですが、自分はその時はお祭りに対して興味がありませんでした。しかし、その時にお神輿の担ぎ手が足りなかったため、自分も担ぎ手として参加したんです。それが初めてのお祭りとの関わりでしたね。その後、結婚して若二会に入り、次の年に天王番が回ってきて、初めて屋台を出すことになった時は、組み立てるのがとても大変だったことが強く印象に残っています。

独特な2丁目のしきたり

2丁目には少し厳しいしきたりが存在します。例えば、お神輿の担ぎ方については、2丁目は絶対にお神輿から肩を外さない担ぎ方をします。また、豆絞りの巻き方、帯の締め方にも2丁目流の決まりがあります。このように厳しいしきたりを守ることは大変ではありますが、それもまた一つの魅力であり、大変なこと、ある種の制約があるからこそお祭りを楽しめるのではないかと思っています。

田村様 しきたり_edited.jpg
田村様屋台組立 修正済.JPG

忘れられない屋台との思い出

屋台への想いは強くありますよ。6年前の天王番の際に先代の頭が倒れてしまい、行司に屋台の責任者を任されたときのことはとても思い出深いです。新しい頭になり、屋台を出すときにはまた結構な苦労がありました。それでも、何度も経験してきた組み立ての記憶が頭の片隅に残っていたおかげで、うまく屋台を建てることができました。

祇園祭は中毒性がある!?

大学生の皆さんのように、若者がお祭りに興味を持ってくれることはとてもうれしいことですし、今後が楽しみだなと感じます。やはりお祭りを楽しむためには、できるだけ参加してもらうのが1番いいのではないでしょうか。お祭りの中に入って、一度その中毒性を味わってもらえれば、また来年も参加したいと思えるのがこの祇園祭だと思いますよ。

田村様 参加.JPG

【取材・文 木村 23/5 】

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