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各町の浴衣にもご注目!衣裳合わせとは?
〔祇園祭2023 参加レポート〕

衣裳合わせ

衣裳合わせ

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そもそも衣裳合わせとは?

衣裳合わせとは、各町の代表が祭り当日に着用する浴衣(衣装)の柄が同じようなもの、似たようなものにならないように全体で確認する場のこと。昔は浴衣でどの町の人なのかをはっきりさせることで、店での“つけ”の飲食ができるようにしていたという。衣装は3年または6年に一度のタイミングで柄を変える町がほとんどとのことだ。

衣裳合わせへの想い

衣裳(浴衣)は祭りの正装。衣裳合わせをすることで、「いよいよ祭りが始まるな」と本格的に気持ちが引き締まる感じがすると同時に、始まることへのワクワク感が高まったり、気合が入ったりする、と行司の方々は口をそろえておっしゃっていた。衣裳合わせの次のイベントとして各町挨拶廻りがあるが、そこでさらに気持ちにスイッチが入るとおっしゃっている行司の方もおり、「本気モード」のお祭りがここから始まるのである。

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4年ぶりの開催に向けて

新型コロナウイルス感染症の影響で2020年から開催できていなかった祇園祭。2023年は4年ぶりの開催となるため、忘れかけてしまっている部分もあるうえ、加齢で体力の衰えもあるため心配なことも多くありますね、と皆さんおっしゃっていた。それでも、怪我無く無事に成功できるように頑張りたい、と意気込んでいらっしゃった。祭り当日は鉾やお囃子に目が行きがちだが、人々が着ている衣装(浴衣)に注目してみるのも新しい視点からの楽しみ方となり面白いのではないだろうか。

【取材・文 品田 23/9 】

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