桐生の魅力を発掘、発信していきます
ー高崎経済大学 石井ゼミナールー
神輿渡御だけじゃない!子供神輿、曳き屋台、給水当番などなど
〔祇園祭参加レポート2023〕
4丁目お手伝い参加レポート

大人だけじゃない!子供たちもお神輿担ぎます!
桐生祇園祭では大人がお神輿を担ぐことが知られているが実は子供たちもお神輿を担いでいる。四丁目では大人たちの神輿渡御が行われる前に子供神輿町内渡御が行われているが、他町会でも祭り期間中に子供神輿が出るところがある。お神輿の担ぎ手を育てていくためには、子供の時からお祭りに触れていくことが重要であり、未来に向けて欠かせない行事なのだ。
輝く!子供たち!
担ぎはじめは「わっしょい!」という声出しこそ恥ずかしそうな子供たちだったが、大人の支えもあり、徐々に声が出るようになった。いつのまにか大人たちに負けないくらい声を張っていた。積極的に神輿を担ぎ、声を出し心から楽しそうな様子が見て取れた。そんな子供たちの様子をカメラで収める大人たちもまた満面の笑みだった【写真は2丁目の子供神輿です】。


神輿の後ろにも注目!曳き屋台でのお囃子演奏
お祭りとなるとお神輿が主役であると思うかもしれないが、お囃子も同じくらい重要だ。お囃子とは太鼓や笛を用いた演奏で、祭りを引き立てる役割である。神輿の後ろに続いて屋台をみんなで曳く。その屋台の上に人が乗り込み、お囃子を演奏しているのだ。ぜひお神輿だけでなく、お囃子にも注目してほしい。
担ぎ手を全力サポート!
給水お手伝い参加レポート
間近で感じるお神輿の迫力!
神輿担ぎの裏では、各町会の女性たちが給水を担当しており、担ぎ手のサポートをしている。今回は私たち学生もお手伝いとして参加し、コップに注いだ飲み物を担ぎ手の集団の輪の中まで直接渡しに行った。飲み物での水分補給はもちろん、冷水が入った霧吹きを使いながら、担ぎ手の方々の頭や足に水をかけ熱中症対策が同時に行われた。間近で見るお神輿のもみは迫力があり、圧巻であった。


反省を生かしたスムーズな給水
2丁目から3丁目へ神輿渡御が行われ、1回目の3丁目の神輿担ぎが始まった。開始当時、給水所に柄杓がひとつしかなかったため、給水が追い付かず難航した様子が見られた。2回目の給水では1回目の反省点を踏まえ、役割分担を行い、柄杓を増やすなどの対策をし、事前の準備を徹底的に進めた。その結果、スムーズな給水となり学生たちは担ぎ手の方々から沢山の感謝の言葉を頂いた。
全員で作り上げるお祭り!
今回、石井ゼミ生の女性陣は担ぎ手への給水当番を行った。神輿担ぎは男性のみで行われるものであるため、女性が神輿担ぎ自体を間近で感じる機会はこのような場面でしか体験できない貴重な経験である。性別関係なく、全員でお祭りを作り上げていく様子が非常に印象的であり、真夏の日差しのなか全力で神輿担ぎをする担ぎ手にとって、この水はまさに「命の水」であると言えるだろう。

【取材・文 吉野・若月・西端 23/10 】